アメリカ政府は21日、「シリアのアサド大統領が国際社会の圧力に屈服しなければ、アメリカは、シリア反対派に武器を供与する可能性を排除しない」と初めて示唆しました。
アメリカ・ホワイトハウスのカーニー報道官はこの日、シリア反対派への武器供与を考慮しているのかという記者からの質問を受け、「国際社会の待つ時間が長すぎれば、あるいは、アサド大統領を辞任させる必要な措置が取られないなら、アメリカはその他の措置をとる可能性を排除しない」と述べました。
また、アメリカ国務省のビクトリア報道官もこの日、アサド大統領に圧力をかける方法が効果を得なければ、アメリカはシリア反対派への武器供与を考慮するとの方針を示しました。
カーニー報道官とビクトリ報道官のこうした態度の表明について、シリア反対派に対するアメリカの立場が変化したと米メディアは読んでいます。これまで米政府は、政治的なルートを通じたシリア問題の解決を強調していたものです。(董燕華) 国際・交流へ
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