中国の鍾山商務次官は21日、「中国は今後、新興市場、特に発展途上国市場の開拓を強化していく。現在すでに30の国を選んで、今後数年間の対外貿易多元化戦略の重点市場に確定した。2015年までに、欧州、アメリカ、日本、香港以外の市場との貿易の比率を5ポイント引き上げていく」と述べました。

　鍾山商務次官は「この目標を目指して、まず政策と資金の支援を拡大するほか、輸出入銀行、信託保険などの政策金融機構による重点市場開拓への支援を強化していく。そして、中小企業の市場開拓資金を支援していく。また、国際販売網の建設を強化し、企業が独資、あるいは合資の形によって、重点的な発展途上国で海外展示センターや卸売市場、小売店を設けることを奨励していく。さらに、輸入を積極的に拡大し、輸入補助や税金の減免、企業買い付け団の派遣などを通じて、発展途上国市場からの輸入を大いに拡大していく」と述べました。（董燕華）　暮らし・経済へ