中国・ASEAN（東南アジア諸国連合）商務理事会の許寧寧中国側常務事務次長は16日北京で、2011年、中国とASEANとの貿易額は前の年より24%増の3629億ドルに達し、史上最高だったことを明らかにしました。

　許事務次長は「2011年、中国は依然としてASEANにとっては最大の貿易パートナーであったし、ASEANは中国にとっては三番目の貿易パートナーとなった。双方の経済協力が絶えず進むことは、東アジア地域の経済成長を促した」と強調しました。

　許事務次長はさらに中国企業に対して、「より多くの企業がASEANに進出して、中国・ASEAN自由貿易エリアにおけるビジネスチャンスから利益を獲得するよう希望する」と述べました。

　16日夜、中国・ASEAN商務理事会は北京で、ASEAN進出に成功した中国企業の授賞式を行っており、席上許事務次長は「これらの企業は、いずれも中国・ASEAN自由貿易エリアがもたらした新しいビジネスチャンスを見事につかみ、正しい経営策を講じた」と述べました。（朱丹陽）暮らし・経済へ