シリアの通信社によりますと、シリア政府軍が20日、いくつかの都市と地区で、武装勢力との衝突が相次ぎ、双方に死傷者が出たということです。
報道によりますと、この日、シリアの警察は中部のハマー県で武装勢力と衝突し、警察3人、武装勢力数人が死亡し、数人が負傷しました。また、パトロール中の政府軍は中部の町で、救急車を運転していた武装勢力と衝突し、乗っていた武装勢力を全員消滅し、大量の弾薬を押収しました。このほか、武装勢力は東部のデリゾール県で、政府軍の中尉を殺害しました。
また、別の報道によりますと、アサド大統領は20日、首都ダマスカスで、シリア訪問中のロシアの下院で国際事務を担当するプシコフ・アレクセイ議員と会談した際、「外部勢力の支持を得た武装勢力がこれらの暴力事件を引き起こした。これは、シリアを分裂させるとともに、問題の解決を目指している各側の努力を台無しにするためだ」と非難しました。
これに対して、プシコフ・アレクセイ議員は「ロシアはシリアが進んでいる改革を支持する」とし、引き続き政治による危機解決に努めるよう、シリアに呼びかけました。さらに、「国連安保理がシリア問題で一方だけの肩を持ってはいけない」と強調しました。(朱丹陽) 国際・交流へ
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