国連総会は16日、シリアの武力衝突の停止に向けた決議案を賛成多数で採択しました。この決議案はアラブ連盟の提案を支持するもので、今月初めの安全保障理事会で否決された案に似た内容となっています。決議案では、また、シリア問題の斡旋に当たる国連特使の任命を呼びかけています。
この決議案は、シリア政府の反体制派への鎮圧を非難しています。さらに、シリア政府に対して、あらゆる暴力を即時に停止することや最近拘束した人を解放すること、都市部から政府軍を撤退させること、平和的なデモの自由を保障すること、それにアラブ連盟および国際メディアのシリア入国の自由を確保することを要求しています。
同じ日、欧州議会でも、シリア情勢に関する決議案が採択されました。この決議案は欧州連合(EU)の加盟国に対して、シリア駐在大使を召還し、シリア政権に新たな制裁を実施することなどを求めています。(鵬)国際・交流へ
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