中国の翟俊外務次官は16日北京で、「中国は、シリア政府と各政治勢力が直ちに暴力活動をやめて、できるだけ早く安定と社会の正常な秩序を取り戻すよう促す」と述べました。

　翟俊外務次官は「中国は、シリア政府が変革や発展などを求める国民の合理的な訴えを聞き入れ、シリアの各政治勢力が非暴力的な手段を通じて政治的意思を表明するよう呼びかける」と強調しました。

　また、中国外務省筋によりますと、翟俊外務次官は中国政府の特別大使として17日から18日にかけてシリアを訪問し、シリアの現状についてシリア政府や関係方面と意見交換を行い、シリア危機の平和的かつ適切な解決を促進します。（Katsu、Kokusei）