レバノン通信社によりますと、衝突を起こした武装勢力はそれぞれ、イスラムのスンニ派居住地区の武装勢力と親シリアのアラウィー派居住地区の武装勢力だということです。
レバノンのマルワン・シャルベル内相はこの日、「レバノン治安部隊は当日の午前から衝突地区に対する安全配備を強化した。シリア情勢のマイナスの影響によって引き起こされる動乱を懸念している。現在、トリポリで発生した武力衝突はこの動乱の導火線になる可能性がある」と示しました。
報道によりますと、この二つの地区からの武装勢力は10日夜、銃撃を交わし、双方は機関銃とロケット砲を使用したということです。事件発生後、レバノンのスライマーン大統領は、トリポリに駐屯する政府軍と治安部隊に地元住民の安全と安定を脅かすような武装勢力を断固として鎮圧するよう命令しました。(董燕華、小野) 国際・交流へ
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