将来の農業の担い手をどうするか、という重要な課題を解決するために、中国の農業省が10年をかけて、中レベルのプロの農民100万人を育成する計画であることが8日、わかりました。

　農業省の調査研究によりますと、中国では2億3000万人の農民が出稼ぎに出ています。若くて相対的に優れた教育を受けた青年労働者が多いということです。現在、農村に残っているのは、ほとんどが、女性や高齢の農民です。一部の地域では農民の平均年齢は55歳以上となっています。

　農民の教育問題について、農業省は現在、農作業に従事している農民に対し、技術革新や訓練を実施し、今年はのべ1億人に実用技術訓練を行う計画です。また、プロの農民を育成するために起業家教育なども実施する、ということです。（李陽、山下） 暮らし・経済へ