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<中独首相会合>中国、欧州債務危機の重視を強調

2012-02-03 11:24:58     cri     [A  A  A]

























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 今年は中国・ドイツ国交樹立40周年に当たります。ドイツのメルケル首相は2日北京を訪れ、三日間にわたる公式訪問を始めました。これはメルケル首相が2005年に首相に就任して以来5度目の中国訪問となります。この日に行われた会談で、両国の首相は幾つかの共同認識に達しました。注目されているヨーロッパ債務危機について、温家宝首相は、「中国はこの問題をとても重視している。欧州金融安定ファシリティや欧州安定メカニズムなどのルートを通じて、債務危機の解決に参与する」との考えを表明しました。

 2日午後、温家宝首相は人民大会堂でメルケル首相の歓迎儀式を催しました。その後双方は2時間余りの会談を行いました。今回の会談では、これまで採用されてきたウィスパリング通訳を同時通訳に変え、十分な意見交換を行うための時間を設けました。双方は両国関係、世界経済情勢、ヨーロッパ債務問題などについて深く意見を交換し、幾つかの共通認識に達しました。

 会談後、温家宝首相はメディアに向けて、双方が達した広範な共通認識が各分野における協力に新たなエナジーを注ぐだろうと述べた上で、「40年の努力を経て、中国とドイツの関係は高いレベルに達した。これは両国の人々にメリットをもたらすだけでなく、世界にも大きな影響を及ぼし、世界は新たな発展のチャンスを迎えている。私はメルケル首相と、今年の業務、例えばハイレベル往来、中国文化年、ハノーバー工業博覧会などについて話し合い、計画を打ち立てた。また、第一回中国ドイツ政府間会合での協議と共通認識を全面的に履行し、今年下半期における第二回会合の開催などを通じて、地域問題や世界問題における協力と交渉を密接にし、世界平和を共に維持すること、そして持続可能な発展を推進していくことで合意した」と述べました。

 会談でメルケル首相は、ヨーロッパ債務危機の最新状況やヨーロッパの経済情勢について紹介し、「ヨーロッパは積極的な対応措置をとり、赤字削減に努め、経済の競争力や加盟国間の協調を増強し、ユーロの安定を維持していく。ヨーロッパは中国の支持に感謝しており、ドイツは中国との協力と交流を強化していきたいと考えている」と述べました。

 債務危機について、温首相は、「欧州債務危機の解決は、ヨーロッパ諸国の努力が基盤であり、鍵でもある。EUは救済措置を打ち出すだけでなく、財政、金融などの改革を推進すべきだ。国際社会に向けて、一致した、より明確な解決案を伝えなければならない。債務危機に悩まされる国々は決断を下し、適切な財政政策を実施すべきだ。同時に、国際社会は手を携えて対処していかなければならない。中国はIMFなどの国際的な金融機関の債務危機解決における重要な役割を支持し、各方面との交流を強化すると共に、一丸となって効果的な対応策を打ち出していく考えだ」と述べました。

 一方、中国企業のドイツ、ヨーロッパに向けた投資について、メルケル首相はメディアに対し、「温首相との会談でも表明したように、ドイツ、欧州は中国企業の投資をとても歓迎している。欧州は貿易保護主義的障壁を設定しない。なぜならば、中国の投資がより多くの雇用機会を作り出すからだ。ヨーロッパとドイツは経済貿易を政治化させない。我々は協力を通じて、二国間貿易や投資を促していく」と述べました。

 温家宝首相はメルケル首相の招きに応じて、ハノーバー工業博覧会に出席する予定です。同時に、メルケル首相は今年下半期に六度目の中国訪問を果たし、第二回政府間会合を行う見込みです。(ooeiei、中原)

   
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