ブリュッセルのシンクタンク、欧州政策センターの政策アナリスト、アマンダ・ポール女史は21日、「欧州連合(EU)、アメリカ、ドイツは20日相次いで、イランに核問題の交渉に戻るよう期待を示した。これは、イランが希望すれば、交渉を通じて核問題を解決する可能性が依然としてあることを示している」と述べました。
アマンダ・ポール女史は、「EU、アメリカ、ドイツのこの態度はイランのサレヒ外相の19日の発言に対する回答だと認めることができる。これは、イラン核問題の関係各方面が交渉による問題解決に期待を持っている事を示している」と述べました。
同日、トルコを訪問中のイランのサレヒ外相は、「イランは従来、ホルムズ海峡を封鎖する気はない。イラン問題の要は交渉を直ちに再開し、緊張した関係をなくすことだ」と語りました。
EUのアシュトン外務・安全保障政策上級代表の報道官は20日、声明を発表し、「交渉によって核問題を解決する扉は依然としてイランに向けて開けている」としました。
同日、アメリカのクリントン国務長官とドイツのヴェスターヴェレ外相はワシントンで、アシュトン上級代表の発言に応え、イランと関係の6ヶ国が核問題についての対話を行うよう呼びかけました。(玉華、志摩)国際・交流へ
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