中国の第4四半期の経済成長が予測を上回ったことを受けて、17日のニューヨーク市場の原油価格は上昇し、再び1バレル100ドルの大台を突破しました。

　中国の2011年の経済成長率は8.9％で、2年間で最も低い水準だったものの、依然予測を上回るものとなりました。この結果を受けて、17日の国際原油価格は強く反発し、再び1バレル100ドルを突破したものです。

　このほか、1月のニューヨーク州の製造業指数は9ヶ月ぶりに最高水準に達し、製造業の継続的な回復を見せています。これによって、これからのエネルギーへの需要を拡大するという投資家の期待が高まりました。

　この日、世界最大の商品・エネルギー先物取引所であるニューヨーク商品取引所では、2月引渡しの軽油価格が2.01ドル値上がり、1バレル100.71ドルとなりました。また、2月引渡しのロンドンのブレント原油先物価格は、19セント値上がり、111.53ドルでした。（朱丹陽　吉野）国際・交流へ