中国とアラブ首長国連邦は17日、共同声明を発表し、「両国は戦略的パートナーシップを樹立し、各分野での友好協力を全面的に推進していく」としました。

　この声明は「中国とアラブ首長国連邦が、両国の協力関係の規模を絶えず拡大し、内容を充実させることは、この地域及び世界の平和、安定、発展に有利であると言うことで合意した。双方は相互信頼と平等な政治関係を絶えず強化し、両国の相互の補完性を充分に利用し、経済協力と貿易を発展させていく。また、新エネルギーの分野においては、長期的かつ全面的な戦略的パートナー関係を結び、銀行、証券など金融分野でも協力を拡大し、両国の通貨がお互いの貿易決算通貨となるように努める。このほか、双方は税関、税務、農業、林業、環境保護などの分野で協力し、更に司法機構の協力分野を切り開き、様々な人的交流を行う」としています

　この声明はまた「中国はアラブ首長国連邦が国家の主権と領土保全のために講じた政策と行動を支持する。一方、アラブ首長国連邦は一つの中国という政策を支持する。双方は主権を尊重し、他国の内政に干渉せず、平和的手段を通じて問題を解決するという原則を強調する」としています。

　（ｈｊ、高橋）