イランの原子力庁長官を努めるサレヒ副大統領は23日、イランがウラン濃縮活動を停止したという西側の報道を否定すると共に、「来年9月から、テヘランの研究に用いられる原子炉のために、高濃度核燃料を生産する」と明らかにしました。
また、サレヒ副大統領は「西側の報道機関による偽りの情報は、イランが6カ国と核交渉を再開する前に現れた。その目的はただの宣伝のためで、イランの今後の核活動はいかなる影響も受けない」と強調しました。
IAEA・国際原子力機関がこの日に発表した報告によりますと、イランは今月初旬、原因は明らかにされていませんが、ウラン濃縮活動を停止していました。工場のコンピュータシステムがスタクスネットウイルスに感染したためだと推測されています。これについてサレヒ副大統領は「このウイルスは1年半前に原子炉に侵入したもので、この原子炉を対象にしたコンピュータウイルスによる攻撃は退いた」と述べました。(朱丹陽)
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