第66回国連総会のナーセル・ビン・アブドゥルアジーズ・アル・ ナスル議長は30日、新年のメッセジーを発表し、「新しい1年に、国連は紛争の解決、国連改革、災害防止、持続的な発展という4つの分野に集中して関心を寄せていく」と述べました。

　ナスル議長は、「2011年、国連の加盟国および国際社会はさまざまな国際問題に共に対応してきた。新しい1年に、国連と加盟国はまず、斡旋の方式を十分に生かして、紛争を平和的に解決していくべきであり、とりわけ中東問題でこれが必要だ。そして、21世紀の現状を反映させるためには、国連システムを一層効率化すること、および国連改革とその活力を回復することが急務となる。また、国連は災害防止、対策システムを整備する必要があり、各加盟国も効果的な措置を講じて、目下差し迫っている社会、経済、環境のチャレンジに対応し、世界の持続可能な発展を実現しなければならない」と述べました。（董燕華、中原）国際・交流へ