日本を訪問している韓国のイ・ミョンバク大統領は17日に、大阪で行われた在日韓国人懇談会で、慰安婦問題の早期解決に努めるよう日本政府に呼びかけました。

　イ・ミョンバク大統領は「慰安婦問題を解決しない以上、日本はこの歴史の重荷に永遠に悩まされるだろう。慰安婦が生きているうちに解決することは、両国の未来にとって利益となる」と強調しました。

　韓国の慰安婦の権益を擁護する団体が14日に、韓国の日本大使館の前で、1000回目の集会を行いました。参加者は、「平和記念像」を設置し、侵略中に日本が朝鮮半島の女性を強制的に従軍慰安婦にしたことを抗議しました。また、日本政府に対し謝罪や賠償を求めました。

　イ・ミョンバク大統領は17日に大阪入りし、2日間にわたる日程で日本を訪問しています。訪問期間中、地域問題や、日本との経済貿易関係などについて、日本の首脳陣と話し合う予定です。（朱丹陽、吉野）
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