13日と14日の両日、中国南部の広西チワン族自治区で開かれたASEAN・東南アジア諸国連合と中日韓の電信詐欺取り締りシンポジウムで、中国公安省の高官は「ここ数年盛んになっている振り込め詐欺などの電信詐欺を取り締まるため、ASEANや日本、韓国との連携を強化していく」との、中国政府の立場を表明しました。

　シンポジウムに参加した代表らは、越境犯罪とりわけ振り込め詐欺など電信詐欺の取り締まりの経験や方法などについて話し合いました。また、実務協力を強化する具体的な措置として、国境を越えた振り込め詐欺などの取り締まりについての協力体制の整備や、各国の情報や人材の合理的な活用、警察現場の交流と協力の強化などで合意しました。

　このシンポジウムには、中国の公安省、ASEAN、日本、韓国の関連部門などからおよそ70人が参加しました。（朱丹陽　大野）国際・交流へ