エジプトの国営メディアMENAの1日付の報道によりますと、アラブ連盟の専門委員会は、アラブ連盟の対シリア制裁対象者17人のリストを公表し、17人に対しアラブ諸国への渡航禁止を決定しました。また、今月中旬から、シリア発着の飛行便を停止することも提案しました。

　この17人には、シリア国防省、内政省、情報省の責任者と軍の関係者らが含まれています。また、同委員会は、飛行便の停止以外に、食糧、薬品、天然ガスと電力などの禁輸も提案しました。これは、3日にドーハで開かれるアラブ諸国の閣僚級会議で報告として提出される予定です。

　一方、シリアのムアッリム外相は、「シリア危機を解決するすべての扉を閉ざした」としてアラブ連盟の制裁を非難し、「シリア政府は、国内危機の解決に向けてアラブ連盟の提案をしっかり実施してきた。理性的かつ真剣な見地から、アラブ連盟はその制裁を取り消すべきだ」と強調しました。（ミン・イヒョウ、吉野）国際・交流へ