アラブ連盟は24日閣僚級会議を開いた後、「アラブ連盟が16日に提出したシリアへ監視団を派遣する協定に、二日間のうちに調印するようシリアに要求した」と発表しました。

　会議では、「アラブ連盟は協定が調印された後、直ちにシリアへ監視団を派遣する。もし、シリア政府が協定に調印しなければ、アラブ連盟はシリアへの経済制裁の実施を協議する」としました。

　また会議は、シリア政府と反対派に対して、全国的な対話を行い、かつ暫定政権の樹立について一致に達するよう呼びかけました。

　これに先立ち、24日、アラブ連盟事務局長はシリア政府が監視団の受け入れに同意するという内容のシリア外相の書簡を受け取りましたが、その後、シリア政府はまたアラブ閣僚委員会に書簡を出し、調印代表の派遣をしばらくの間にはしないとの意思を表しました。（玉華、kokusei）国際・交流へ