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 中国、COP17に向け各国に協力を呼びかけ

2011-11-25 20:09:15     cri    

 中国外務省の劉為民報道官は25日、北京での定例記者会見で、「中国は、参加国が誠意を見せ、相互理解を深め、協力を強化し、国連気候変動枠組み締約国ダーバン会議が全面的かつバランスの取れた成果を収めるよう推進していくことを期待する」と語りました。

 欧州連合(EU)がダーバン会議で新しいロードマップを打ち出すとの報道に関する記者の質問に、劉報道官は「『国連気候変動枠組条約(UNFCCC)』と『京都議定書』は最も普遍性のある国際条約だ。その確立した原則と枠組みは国際社会に認められており、すべての締約国が遵守しなければいけない国際法の義務だ」と指摘した上で、「ダーバン会議を前に、当面の急務は『京都議定書』の第2約束期間、資金と技術的サポートなど重要な議題で進展を収めることだ」と強調しました。

 さらに、「自主的な削減目標の実現において、中国の行動とその成果はいかなる先進国にも遜色がない。中国は世界の気候変動対応に貢献していくため、低炭素の成長の道を断固として歩み続けていく」と語りました。

 EUの環境関係者は24日、「『京都議定書』の中身はいまの世界経済の情勢に合わなくなっている。先進国は排出量が低下し続けているにもかかわらず、排出削減が求められている。一方、新興国は自主的削減に止まっている。EUはダーバン会議で新しいロードマップを打ち出し、先進国以外の国に削減目標の明確化を求めていく。これにはアメリカ、中国、ブラジル、インドと南アフリカの参加が必要だ」と語りました。(Yan、大野) 暮らし・経済へ

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