中国ASEAN（東南アジア諸国連合）商務理事会によりますと、今年1月から10月までの中国とASEANの貿易額は、昨年同期より25.7％多い2959億ドルに達しました。

　中国とASEANの貿易においては、マレーシア、タイ、シンガポールが上位三国となっているとのことです。

　今年8月までに、中国とASEANの相互投資はすでに900億ドル近くとなっており、そのうち、中国企業の対ASEAN投資額はあわせて223億ドルに達し、ASEANは中国企業の対外投資における最大の市場となりました。

　中国ASEAN商務理事会の許寧寧中国側常務事務次長は「双方は戦略的パートナシップをより強固にし、発展させると同時に、中国・ASEAN自由貿易エリアの構築に取り組み、国際問題や地域問題において交流と協力を強化し、東アジア一体化プロセスを共に進めていくべきだ」と述べました。

（黄競、中原）暮らし・経済へ