中国・ASEANトレードセンターは22日、中国広西チワン族自治区南寧の華南シティーセンターで正式に運営が始まりました。

　このトレードセンターの総面積は500万平方メートル近くあります。トレードセンターに入っているアセアンの企業は、華南シティセンターがアセアン諸国に提供している優遇措置以外に、華南シティーセンターが中国各地に持つ数十万の顧客や市場を共有することができます。同時に、一年に一度開かれる中国・ASEAN博覧会にも出展できます。また、トレードセンターは中国の企業にもアセアン諸国での貿易プラットフォームを提供するとしています。

　中国商務省の高虎城次官はこの日南寧で、「中国政府は中国企業にアセアン諸国への投資を呼びかけると同時に、支援もしている。今後の投資はさらに多くなるだろう」と述べました。

　データによりますと、今年の8月までの、中国とアセアン諸国、双方の投資総額はおよそ900億ドルにのぼりました。そのうち中国企業の投資総額はおよそ223億ドルで、アセアン諸国は中国企業が進出する主な市場となっています。

　暮らし・経済へ