日本天台宗「宗祖伝教大師(最澄)入唐着岸聖跡碑」の除幕式が17日に、中国浙江省寧波にある延慶観宗講寺で行われました。
日本天台宗の宗祖伝教大師(最澄)が求法のため、803年から1年間中国(当時の唐王朝)で学びました。寧波は最澄の着岸の地であり、仏法を学んだ地、また帰国の際の出発の地でもあります。これらを記念するため、日本天台宗や寧波市政府、中国仏教協会、寧波延慶観宗講寺がおよそ2年をかけて、「宗祖伝教大師入唐着岸聖跡碑」の建立を進めてきました。
日本天台宗の半田孝淳座主は祝辞の中で「この記念碑は、日本天台宗の宗祖大師への報恩謝徳の気持ちを具現したものではありますが、それにもまして、貴国と我国との仏教界、また中日友好の固い絆を証明するものでもあると思います」と語りました。
除幕式には日本天台宗の三千院門跡の小堀光詮門主をはじめとする代表団のほか、寧波市政府の指導者や、中国仏教協会の関係者、寧波延慶観宗講寺、および中国各地の寺院の住職や僧侶が出席しました。
なお、天台教学は中国で発祥し、最澄によって平安時代初期に日本に伝えられました。(取材:胡徳勝、吉野)国際・交流へ
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