第20回日本語教育実習及び日本学研究シンポジウムが26日、北京大学で行われました。

　日本語教育実習は日本の文教大学のクローズドプログラム、文学部の日本語教員養成コースの科目として、北京大学外国語学部日本語専攻と提携し、1992年2月から実施されています。この20年間、文教大学文学部の日本語日本文学科、英米語英米文学科、中国語中国文学科、大学院言語文化研究科の学生298名が実習に参加しました。その中の57名の卒業生が中国の大学や外国語学校で教鞭をとっています。

北京大学の呉志攀常務副学長（中）

　北京大学外国語学部日本語専攻の学生たちにとってはこの実習に通じて、異文化の中で日本人教師から日本語の教学を体験し、日本文化を学びながら、視野を広めるいい機会となりました。北京大学の呉志攀常務副学長は、「第1回の実習に参加した日本からの実習生は、中国で日本語の授業や課外活動を通じて、北京大学の日本語専攻の学生たちと交流した。これは、新しい国際的学際交流モデルとなった」と話しました。

　また、実習終了後、日本学研究シンポジウムが行われました。

北京大学　趙華敏さん

文教大学　小泉満子さん

（取材・写真：張強）

国際・交流へ