文書はWTO加盟後、ロシアの対外貿易分野における改革義務と履行すべき約束を定めており、貨物貿易に関わる協議57項目とサービス貿易協議30項目が含まれています。条約の文書によると、ロシアの全体的な関税レベルは2011年の10%から7.8％まで下がることになります。条約発効後、ロシアの3分の1の輸出入税項目で直ちに新たな関税が適用され、このほか、4分の1の関税項目が3年内に調整されるとのことです。

　WTOの事務局長は記者会見で「ロシアのWTO加盟後、WTOは98％の国際貿易をカバーすることになるが、これによりロシアやWTO加盟国、さらにWTO自身も利益を得るだろう」と述べました。（黄競、大野）国際・交流へ