米国はこのほど、「欧州ミサイル防衛システムを置くことに合意したが、書面による保証はしない」と表明しました。これに対して、ロシア外務省の報道官は19日に、「欧州ミサイル防衛システムを提供することにおいて、米国は書面による保証しなくてはいけない。ロシアは法的な保証を求めている」と示しました。

　また、報道官は「これはロシアの国家安全に関する重大な問題である。ロシアは自身の安全を確保しなければならない」と述べました。

　また、北大西洋条約機構（NATO）常駐代表であるロシアのドミトリー・ロゴージン大使は「米国が東欧でミサイル防衛システムを配置すれば、これに対してロシアは、相応の反撃措置を取るべきだ。ただ、この問題に関する相違点が解決すれば、ロシアは引き続き米国と交渉を続けたい」としました。（馬ゲツ）国際・交流へ