ロシアのワレンチナ・マトヴィエンコ連邦議会上院議長は1日に、「北大西洋条約機構(NATO)がミサイル防衛システム配備問題で一方的な行動をとることは世界の戦略的安定性を破壊する」と示しました。
これはこの日にモスクワを訪れたNATO議員会議議長と会談した際に述べたものです。マトヴィエンコ議長は、「ロシアとNATOが欧州のミサイル防衛システムの任務および対象について共通認識に達しなければ、ロシアはミサイル防衛システムの配備でNATOと実質的な協力はできない」と述べました。
なお、去年11月にNATOの指導者はリスボンサミットで、欧州全域をカバーするミサイル防衛システムを配備し、ロシアへも参加を促しました。しかしロシアは、このシステムが自国の安全を脅かすものと見て、このシステムがロシアに対するものではないという法的保障を行うことをNATOに要求しました。これまでに交渉の中で具体的な進展は見られていません。(董燕華、吉野) 国際・交流へ
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