中国の王民国連常駐副代表は8日、安保理の改革について、「発展途上国の安保理での代表性を優先して考慮し、政府間の協議を主なルートにして、包括的解決案を見出すことを堅持していく必要がある」と明らかにしました。

　第66回国連総会は同日、安保理の改革問題を討議しました。王民副代表は「中国は安保理の権威と効率を高め、『国連憲章』による世界の平和と安全を守る職責をより履行するために、安保理の合理的で必要とする改革を支持している」と述べました。

　また、王副代表は「当面、加盟国は安保理改革の核心的な問題において、まだ大きな食い違いが残っている。加盟国の間では、引き続き、対話や協議、交渉を行う必要がある」と強調しました。（Katsu、山下）国際・交流へ