中国外務省の洪磊報道官は4日の定例記者会見で、アメリカに対し「保護貿易に関する約束をしっかりと守り、中米双方の貿易面での食い違いをより理性的に対処するよう」求めました。

　これは、このほどアメリカの企業が中国製のソーラーパネルに対して貿易救済調査の実施を要請したことを受けて、洪磊報道官が述べたものです。洪磊報道官は「太陽光発電産業の発展を推進することは、中国政府が気候変動やエネルギー安全面の課題に対応するための重要な措置であり、関連分野で実施している一連のマクロ政策はＷＴＯの規則に合致している。アメリカ自身も再生可能エネルギーに史上最大規模の投資をすると共に、推進政策を制定している」とし、「アメリカと中国は太陽光発電での協力を強め、気候と環境の課題に共に対応することが望ましい」と期待を示しました。（ＺＨＬ、中原）