イラクのマリキ首相は22日バグダッドで、年内のイラク駐留アメリカ軍の全面撤退はイラクの安全情勢に大きな影響は与えないと表明しました。
イラク治安部隊の訓練のため、一部アメリカ軍の駐留継続とこれらアメリカ軍の免責特権の問題について、マリキ首相は「アメリカはこの問題での交渉を断念した。訓練問題は武器の売買協議の中に取り入れられる」と述べました。
また、同じ日アメリカのクリントン国務長官はタジキスタンでラフモン大統領と会談した後の記者会見で、「イラク駐留アメリカ軍の撤退はイラク戦争の終結を意味しており、アメリカとイラクの関係も新たな一頁を開いた」とした上で、「イラク政府の要請に応じて、一定規模のアメリカ軍武装部隊がバグダッドに残り、イラク駐在アメリカ大使館の安全を守っていく」と述べました。(Katsu、小野)
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