中国の李克強副首相はこのほど、「今後は構造調整を加速し、サービス業の発展に力を入れるべきだ」と強調しました。
李副首相は「今後は、生産をサポートし、住民に便宜をはかり、雇用を創出するサービス業に力を入れていく。近代的な物流、設計コンサルティングのほか、Eビジネス、健康サービスといった新しいサービス業を重点的に育てていく。2015年までにサービス業がGDP・国内総生産と雇用に占める割合を、それぞれ4ポイント上げなければならない」と述べました。
さらに、「サービス業の発展を推し進めるには、政府の指導と市場メカニズムを効果的に結び付ける必要がある。社会資本のサービス業への参与の支持や市場監督の強化のほか、平等な競争と効果的な発展を促すべきだ」と指摘しました。
なお、現在、中国では、サービス業がGDPに占める割合は、わずか43%で、高所得国の約70%という数字を下回っているだけでなく、中国とほぼ同レベルの国の約50%といったレベルにも達していません。(朱丹陽、大野) 暮らし・経済へ
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