中国の李保東国連常駐代表は16日に、リビアの安定と秩序を早期に回復して、包容性のある政治プロセスをスタートするよう強調しました。

　この日、国連安保理はリビア支援特別派遣団の設立に関する決議を採択しました。李保東常駐代表は「中国はリビアの再建において国連と安保理が主導的役割を果たすことに賛成する」として、リビア国民が国家の主権、国家の再建、国家発展の促進ために払った努力を引き続き支持していくとの中国の立場を表しました。

　これに先立ち、中国外務省の姜瑜報道官も北京で「中国はリビア国民が各側との関係を適切に処理していく英知があること、そして中国とリビアの関係が双方の協力の下で安定して推進されることを信じている」と語りました。

　また「中国は国民評議会の地位と役割を重視しており、互恵共栄の基礎の下でリビアの再建に積極的な役割を果たしていくことを願っている」とし、条件が揃えばリビア駐在中国大使館の職員を速やかにトリポリに戻す考えであることも示しました。（ヒガシ、吉野）

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