アジア国際法学会の年次総会が27日に北京で開かれ、中国の戴秉国国務委員は「国際法の積極的な発展を目指して、アジア各国の連携を強化していきたい」との中国政府の立場を示しました。

　戴秉国委員は開幕式で挨拶し、「中国は一貫して平和発展の道を歩む。また、国際協力の強化、永続的な平和と共同繁栄という調和の取れた世界の構築を主張する。今後、中国はアジア各国と共に、アジア及び国際法の発展を推し進め、国際法のために貢献していきたい」と述べました。

　アジア国際法学会は2007年にシンガポールで立ち上げられ、北京で開催されるのは今回が初めてです。今回の総会では、海洋法のほか、気候変動や国際刑法など注目されている問題をめぐる討議が行われています。（朱丹陽　中原）