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 中国、気候変動対策で途上国の声の重視を強調

2011-07-21 11:22:25     cri    

 国連常駐の王民中国代表は20日、ニューヨークで開かれた国連安保理の気候変動に関する公開討論で「気候変動に対応する過程で国際社会は、発展途上国の発展段階と基本的な需要を十分考慮する必要がある。発展途上国が直面している困難を重視し、その声に耳を傾け、訴えを尊重しなければならない。」と述べ、資金や、技術、能力開発などに関する約束を着実に履行するよう求めました。

 また王代表は「安保理の気候変動に関する討論は、各国が払っている努力にプラスにならない上に、気候変動の影響を受けている発展途上国への対応にも、何の助けにもならないことは多くの発展途上国の共通認識になっている。こういった発展途上国の懸念が、十分理解され尊重されるべきだ。」と強調しました。

 更に「気候変動問題において、安保理は専門的な対応に乏しく、必要な手段と資金も不足している。また、安保理は多くの国が参加できる場でもなく、各国にとって納得できる結論が出されるわけでもない。ましてや193の加盟国からなる『国連気候変動枠組条約』における交渉に、取って代わることもあり得ない。」と指摘しました。(朱丹陽) 

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