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 中国外相「ASEAN+3の協力と発展の継続を」

2011-07-21 20:54:53     cri    

 中国の楊潔チ外相は21日、東南アジア諸国連合と中日韓(ASEAN+3)各国が、引き続き協力と発展の勢いを保つよう呼びかけました。

 楊外相はこの日、インドネシアのバリ島で行われているASEAN+3外相会議で演説を行い、「ここ数年、ASEANおよび中日韓各国の共通の努力により、ASEAN+3はその幅と深さにおいて大きな進展を成し遂げた。今後も引き続き、協力と発展の勢いを保っていかなければならない」と語りました。

 楊外相はまた、ASEAN+3の将来を見据えた協力に向け、提案を行いました。その具体的な内容は、ASEAN+3を東アジア協力の主な経路にするよう推し進めること、ASEAN+3の実務的な協力がさらに良い業績が収められるよう推し進めること、ASEAN+3の協力によりASEANの一体化を支援していくこと、シンクタンクを生かして、ASEAN+3の今後の発展を図っていくことなどです。さらに、楊外相は「中国は東アジア自由貿易区の設立が実質的な成果をあげられるよう、特別資金として100万ドルを投資する」と約束しました。

 同日、楊外相は同じバリ島で、ベトナムのキエム副首相兼外相とも会談を行いました。この中で、南海問題について、楊外相は「双方は両国関係と地域安定の大局から出発し、協議による海上紛争の解決を徹底させ、解決方法を積極的に探り、海上紛争が再び加熱しないように努力し、さらに、南海問題の国際化と複雑化を避けるよう努力する必要がある」と強調しました。

 キエム副首相兼外相は、「ベトナムは中国と海上問題を妥当に解決し、平和的な協議を通して、一日も早く共通認識に達するよう期待している」と述べた上で、ベトナムは中国とASEAN諸国高級事務レベル会合で「南海各方面行動宣言」に関する行動指針で共通認識に合意したことに歓迎の意を表しました。(翻訳:Yan、チェック:大野)

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