世界銀行は15日、『世界食品価格観察報告書』を発表しました。上昇しつつある食品価格は発展途上国、特に貧困国の人口に、引き続き脅威やリスクをもたらしていることが分かりました。
報告書によりますと、今年7月、世界の食品価格は去年同期比で全体的に33%も値上がりしたということです。そのうち、トウモロコシの先物価格は84%、砂糖は62%、小麦は55%、大豆オイルは47%上昇しました。
報告書では「7月の原油価格は去年同期比で45%も上がったため、食品の生産コストや化学肥料の価格に影響を与えるだろう」と指摘しました。
世界銀行のゼーリック総裁は、「食品価格の高騰や食品在庫の減少によって、世界の食糧安全は依然として厳しい状況にあり、貧困人口は、より大きな脅威に直面している」と述べ、問題解決に一致団結して、G20首脳会議で食品安全問題を主な議題にするよう国際社会に呼びかけました。(08/16 Lin、山下) 国際・交流へ
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