アメリカのホワイトハウスは23日、声明を発表し、「オバマ大統領は債務上限の短期的な引き上げに反対することをあらためて明らかにすると共に、政治的なゲームを終結させ、米政府が債務不履行(デフォルト)に陥ることを避けるよう議会に要請した」と述べています。
オバマ大統領はこの日の午前、ホワイトハウスで議会両党の指導者と債務上限の引き上げ、および財政赤字削減策について会談しました。オバマ大統領は、「債務上限を短期的に引き上げることは米経済に有害であり、アメリカの主権債務の格付けを引き下げる可能性もあるほか、アメリカ人のクレジットカード、住宅、乗用車の貸付金利を上昇させるだろう。もし、たった数ヵ月後に、両党が再び債務上限問題について争えば、国家や経済に対する責任は免れない」と述べました。
この会談に参加した上院の共和党指導者ミッチ・マコーネル氏は、「両党の議員は、債務上限の引き上げ、および財政赤字削減策についての新しいプランの達成に共に努力していく」と述べました。また、ベイナー下院議長はこの日、「24時間以内にホワイトハウスと合意に達し、アメリカの信用を保障していく」と示しました。
なお、今年5月16日までに、米連邦政府が抱える累積債務はすでに法定上限の14兆2900億ドルに達しました。もし、議会が8月2日までに、債務上限を引き上げなければ、アメリカはデフォルトに陥るリスクに直面しています。(翻訳:董燕華)
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