IMF・国際通貨基金のラガルド専務理事は12日、IMFの特別顧問である中国出身の朱民氏をIMFの副専務理事に任命しました。この任命がIMF理事会で承認されれば、朱民氏はIMF最高管理層に進出する初の中国人となります。
これに対し、13日付けの米誌「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、「ラガルド氏まで、欧米人がIMFのトップリーダーを占める歴史が長く続いたが、朱民氏の任命は新しい流れで、新興市場の代表もIMFの指導層に進出することになる」と報道しています。
フランスのAFP通信は12日、「中国人エコノミストをIMF副専務理事へ任命することは、中国の世界経済における存在感をIMFがはっきり意識している現われだ」としました。
ドイツの経済誌「ハンデルスブラット」も12日、「中国経済の活気がなければ、世界経済の金融危機からの再生スピードは鈍る。朱氏の任命は国際金融機関が中国の地位が認めたからだ」としました。(07/14 訳:Lin 校正:高橋)国際・交流へ
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