リビアのカイム外務次官は5日トリポリで、「カダフィ大佐が退陣するということは、根も葉もない話だ」と指摘しました。

　リビア政府のイブラヒム報道官もこの日、「カダフィ大佐の退陣と国内や海外へ非難という情報は真実ではない。いまのところ、政府は停戦、人道的援助、そして暫定政府の設立に関して、反対派と交渉しているところだ」と明らかにしました。

　ロシアの新聞『コメルサント』は、このほどロシアの高官の話を引用し、「カダフィ大佐はその引退を条件に本人の安全を図ろうとしている」と伝え、その息子は次回大統領選に立候補されることを希望していると報道していたものです。（翻訳：イツゴウ）

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