ロシアとNATO・北大西洋条約機構理事会の大使級会合が4日、ロシアのソチで開かれましたが、注目された欧州弾道ミサイル防衛システム(MD)の協議は合意に達しませんでした。
ロシアのラブロフ外相は会議後、「NATOは加盟国の安全がNATOによって守られることを主張し、その責任を第三者に委ねることは無い。このことから、ロシアとNATOの欧州における弾道ミサイル防衛システム計画をめぐる協議は合意に至らなかった」と述べました。さらに、弾道ミサイル防衛システム問題におけるロシア側の三つの目標を明らかにしました。「第一に、互いにミサイル防衛システムの迎撃対象にしないよう法律で定めること。第二に、客観的な評価基準を策定し、欧州大西洋地域以外からの潜在的脅威にのみ同システムを実用するよう保証すること。第三に、今後のシステム構築に当たって、ロシアが平等な参与の権利を持つこと」としています。(訳:Lin 校正:中原) 国際・交流へ
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