国務院報道弁公室の楊毅報道官は15日、北京で開かれた記者会見で、「ここ3年、海峡両岸はいくつかの協定に調印した。これらの協定は両岸同胞の往来に便宜を図り、両岸の交流と協力を促した。また、両岸関係の平和な発展を推進し、非常に著しい成果をあげた」と強調しました。

　この日の記者会見で、「台湾では、これまで両岸が調印した関連協定は、この3年間、何の効果も上げていないという声があるが」という記者の質問に応え楊報道官は「今年5月末まで、台湾を訪れた大陸の観光客数は234万人にのぼった。これは両岸の同胞の間の理解と感情を深めただけでなく、台湾側の見込みによると大陸からの観光客は台湾に30億ドルもの収益をもたらしている。また、直行便の数や利用客数の増加、新しいコースの開設なども大きな成果を得ている。さらに、協力による犯罪取締りでも、海峡両岸の警察当局は、『海峡両岸共同犯罪取り締まりおよび司法相互協力協議』の趣旨を踏まえて大きな成果を得ている。このほか、大陸企業の台湾進出で大陸側は85項目の投資事業を許可し、その投資額は1億7400万ドルにのぼった」と述べました。（朱丹陽）