ロシア外務省は16日、声明を発表し、「ロシアは、このほど中東地域で発生した暴力衝突事件に憂慮を感じている。各側が自制を保ち、暴力を放棄して、情勢の悪化を避けるよう呼びかける」としています。
報道によりますと、今月15日はパレスチナの『ナクバの日(大惨事の日)』ですが、この日、ガザ地域、レバノン南部、シリアのゴラン高原などで、数千人のパレスチナ人デモ参加者がイスラエル軍と衝突し、合わせて少なくとも10人が死亡、およそ160人が負傷しました。
これに対して、ロシア外務省は、「西アジアと北アフリカの情勢が揺れている背景の中、中東問題の早期解決、特にアラブ諸国とイスラエルの衝突、及びパレスチナとイスラエルの衝突の早期解決を二番手に位置づけて後回しするべきではなく、あらゆる努力を尽くして、中東和平のプロセスを再開すべきだ。中東和平プロセスが進展を収め、国際法の上でアラブ諸国とイスラエルの間の全面的で公正、かつ恒久的な和平を実現することは、中東情勢の安定に当たって最も重要な条件だ」と述べています。(翻訳:玉華)
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