中国の温家宝首相は13日北京で、日本経団連代表団と会見し「日本で開かれる中日韓首脳会議に出席するため日本を訪問した際、震災地を訪れ、被災者たちを見舞い、日本の人々に対する中国の人々の友情と震災地再建への支援の気持ちを伝えたい」と強調しました。

　温首相は席上「日本の人々は3月11日に大震災と津波に見舞われ、いまも巨大な損失と苦しみを受けているが、中国側はこれを自分のことのように感じており、必要な援助をこれからも提供していきたい」と述べました。

　温首相は、「中日間の友好と協力の基盤は民間にある。経団連は中日間の経済協力を促進しただけでなく、民間の友好交流をも促進した。経団連が中日間の経済技術協力と民間交流を推進するためにこれからも積極的な役割を果たすよう望んでいる」と述べました。

　また、中日韓首脳会議について温首相は、「両国関係の発展や地域協力の強化などの議題について、菅首相と全面的で、踏み込んだ意見の交換を行ないたい」と語りました。

　なお、第4回中日韓首脳会議はこの21日と22日に東京で開催されます。（翻訳：玉華）