中国外務省の姜瑜報道官は15日、北京の定例記者会見で、「日本で大震災が起きたことを受けて、中国政府と国民は日本政府と国民に慰問の意を表し、日本国民が難関を乗り越えられることと信じている」とした上で、日本側の状況に応じ、必要な支援を提供していく姿勢を示しました。
姜瑜報道官はこの中で「日本で強烈な地震が発生してから、中国の指導者らは在日中国人の安否に関心を寄せており、外務省では緊急システムを起動して、日本駐在大使館、関連部門及び各地域政府を通じ、被災地にいる中国人の状況を把握するなどして救助を行っている」と述べました。
世界的な原子力安全協力についての質問に対して、姜瑜報道官は「日本で放射性物質の漏出が発生したことを受けて、中国では各レベルの環境保護部門が綿密にモニタリングを行うと共に、事故の状況に引き続き注目して、効果的な対策を講じていく」との考えを示しました。
さらに、姜瑜報道官は「中国政府は一貫して原子力安全を重視しており、原子力発電の安全、適切かつ秩序ある発展を推進するために、原子力発電所の建設と運行に当たっては終始安全第一の原則を遵守している。国際社会は原子力安全保障の面で協力を強化すべきだ」と述べました。(翻訳:ヒガシ)
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