IAEA・国際原子力機関の天野之弥事務局長は28日、パリで記者会見し、「多くの国にとって、原子力発電は重要なエネルギー源だが、安全の確保が原子力開発の最も重要な要素だ」と語りました。
天野事務局長はその中で、「IAEAは、原子力の平和利用と安全開発に努めているが、原子力の安全確保は各国それぞれの責任とされているため、IAEAはその内部に介入することができない。ただし、各国原発の建設と事故への対応に必要な情報と支援は提供する」との考えを示しました。
IAEAは6月ウィーンで、原子力の安全性をめぐる閣僚級会合を開き、各国の代表は原発事故への対応能力の向上について検討することになっています。(万、大野)
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