中世時代の世界でも最小の寺院の壁画を修復するため、中国の新疆ウイグル自治区は現在、風化され、変色した1000ヶ所にのぼる壁画の修復に着手しました。
現在、修復に着手している壁画は新疆タクラマカン砂漠南部のダムク(達瑪溝)仏教遺跡内の托普魯克墩遺跡群1号仏教寺院にあります。この遺跡は国家クラスの文物保護部門に指定され、2010年に国家クラスの考古遺跡公園になりました。
現在、考古者はダムク仏教寺院地区で総面積65平方メートルにわたる1000ヶ所余りの壁画を発見しました。しかし、この地区のインフラは整っておらず、環境も悪く、また自然災害の影響で、これらの壁画がそれぞれ程度の違いはあるものの風化され、変色し、表面の塗料層が剥げ落ちたりする状況が出てきました。
これらの状況に対し、地元政府は、ダムク寺院地区の2号3号壁画遺跡の上に保護用の棚を作りました。また、すでに発見された壁画に対しては、測量、撮影、メモなどを行ったりして、情報の収集を進め、修復作業のための詳しいデーターを提供しています。(翻訳:董燕華)旅行・文化へ
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