国連の「社会的保護の床(社会的保護基盤)イニシアチブ」の顧問団の団長を務める、国連の女性機関のミチェル・バチェレ事務局長は、ジュネーブで、「社会的保護基盤」の事業を推し進めるよう、各国に呼びかけました。
国連で開かれた「社会的保護の床(社会的保護基盤)イニシアチブ」の会議で、バチェレ事務局長は「現在、世界人口の四分の三は社会的保護がない。これによってもたらされる社会問題は、各国の政治的安定を脅かしている上、経済発展にも影響を及ぼしている」と指摘しました。
さらに「『社会的保護基盤』は、実行可能で現実的な政策である。これは、社会の公平さの実現や経済の持続的成長にも有利である。今回の金融危機で、一部の国は、社会的保護基盤と公共サービス事業の整備に全力を挙げたことで、いち早く危機から脱出できた」と強調しました。
「社会的保護基盤」は、国連が2009年4月に、世界金融危機に対応するため打ち出した九つの政策の一つで、完備した社会的保護政策を各国が制定することを図っています。(朱丹陽) 国際・交流へ
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