WTO・世界貿易機関の一部加盟国は29日、スイスで非公式閣僚会合を開き、ドーハ・ラウンドを年内に合意させることを提案しました。

　アメリカ、EU（欧州連合）、中国、インドを含む24カ国の代表がこの会合に参加しました。席上、スイスのヨハン・シュナイダー・アマン経済相は声明を発表し、「すべての加盟国は、交渉が最後の段階に入ったと見ている。もしドーハ・ラウンドが合意できるのなら、それは年内でなければならない」と表明しました。

　会合に参加した貿易担当閣僚らが制定したスケジュールによりますと、WTOの加盟国は今年4月までにすべての交渉案を作成し、7月に枠組合意に達成することになっています。また関連の法的文書を年内に完成させ、10年にわたって続いてきたドーハ・ラウンドに終止符を打つとしています。（翻訳：Katsu）

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