EU・欧州連合とロシアは7日、EU・ロシアサミットの開催に先立って、ロシアのWTO加盟についての覚書に調印しました。
サミット閉会後の記者会見で、欧州委員会のバローゾ委員長は、「この覚書は一里塚的存在である。ロシアの2011年におけるWTO加盟はまもなく現実になるだろう」と述べました。
欧州理事会のヘルマン・ヴァン・ロンプイ議長は、EUとロシアは真の戦略的パートナーであると評価しました。
ロシアのメドベージェフ大統領は、「EUとロシアの協力は多くの分野で重要な進展を遂げた。双方はあらゆる分野において一致した見方を持っているのではないが、双方の協力は実務的なものだ」と述べました。
今回のEU・ロシアサミット開催期間中に、双方の指導者は世界経済や、両国の貿易、エネルギー協力、ビザの相互免除、ロシアの立法改革、地域の安全保障などについて討議し、いくつかの協力文書に調印しました。
なお、EUとロシアの関係、特に、経済協力と貿易はここ数年急速に発展し、今年の1月から9月までのロシアとEUの27加盟国の貿易額は、昨年同期より30%以上増加しました。ちなみにEU加盟国がロシアから輸入したエネルギーはその輸入総額の73%を占めています。(翻訳:董燕華)
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