中国の胡錦涛国家主席は18日から21日にかけて、アメリカを公式訪問しました。これに対して、各国の専門家は「今回の訪問は、未来の中米両国関係の発展に力を注ぎ、確固たる基礎を作りあげた」と評価しました。
シンガポール国立大学・李光耀(リー・クァンユー)公共政策大学院の陳抗教授は「中米共同声明は『共同努力、相互尊重、互恵共栄の協力パートナー関係を構築』と言う方針を踏まえ、手を携えて世界的な困難に対応する決意と態度を示している」と述べました。
ブラジルの中国・アジア太平洋問題研究所のセヴェリーノ・カブラル氏は「胡主席の訪米は中米両国の新たな時代を切り開いた。両経済大国の対話は重要な意義があり、国際社会に新しい影響を及ぼすだろう」と語りました。
アメリカのム・コーエン前国防長官は「中米両国はすでに、二国間関係がゼロサムゲームではないことを認識している。両国関係は、摩擦の耐えなかった2010年に続く今回の胡主席の訪米により、改善と深化に達した」と指摘しました。(万、大野)
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