胡錦涛国家主席は15日北京で、カンボジアのフンセン首相と会見し、「中国とカンボジアとの全面的な戦略的協力パートナーシップの構築は両国関係に新たな契機をもたらすことから、中国側はカンボジア側と両国間のハイレベルと各レベルの友好往来を保っていきたい」述べました。

　胡錦涛主席は「中国側はカンボジア側との経済協力と貿易、投資、融資、インフラ整備、農業、エネルギーなど分野の協力を展開していき、人文的分野の交流を深め、科学・教育と医療衛生、青少年の間と民間の友好往来を進んで行い、地域問題と国際事務での両国間の協調を維持し、国際金融危機、防災と災害減少、越境犯罪などの問題における双方の協力を維持していきたい」と述べました。

　これに対しフンセン首相は、「今回の中国訪問で、双方は全面的な戦略的協力パートナーシップの構築を発表し、両国関係は新たな発展段階に入った。カンボジア側は一つの中国の政策を堅持していき、中国側と共に双方の全面的な戦略的協力パートナーシップを深く発展させていきたい」と述べました。